キッチン下収納、「なんとなくごちゃつく」を見直した日
毎日使う場所なのに、なぜかモヤモヤしやすいのがキッチン下収納。 片付けているつもりでも、調味料や保存容器、ストック類が雑然として、何がどこにあるのか分かりにくくなりがちです。 調理中に「あれ、どこいったっけ?」と探す時間ももったいないもの。
そんなときにおすすめなのが、“全部出して見直す”方法です。 じつは小さな片付けよりも、一度リセットすることで気づきが得られやすく、無駄や使いにくさを解消しやすくなります。
「とりあえず置く」が積もっていく収納の落とし穴
キッチン下はスペースが限られているのに、さまざまなジャンルのモノが混ざりやすい場所。 調味料やラップ類、保存袋、掃除道具など、「とりあえずここに置こう」が積み重なると、使い勝手がどんどん悪化します。
見直しの第一歩は、何が入っているかを明確にすること。 そのためにも、一度すべてを取り出して“棚卸し”してみましょう。
まずは“全部出す”!見直しのスタートはここから
すべてを出してみると、思わぬモノが奥から出てくることがあります。 よくあるのが、同じサイズの保存容器がいくつもあったり、期限が切れた調味料が残っていたりするパターン。
使いかけの乾物やストック調味料など、存在を忘れていたものが見つかるのもこの段階。 収納の奥行きがある分、手前しか使っていないというケースも少なくありません。
まずは賞味期限切れのものを処分しましょう。
意外な“無駄”を見つけるチャンス
この機会に見つけたいのが、「使っていないのにしまってあるモノ」。 たとえば、使いこなせなかった調理グッズや、サイズが合わない保存容器などは、スペースを圧迫しているだけかもしれません。
買ったときは「あると便利かも」と思ったのに、実際には使い道が限られていたり、出すのが面倒で使わなかったり。
実際の使用頻度が低ければ、いったん手放すことを検討してみるのも一案です。 収納の見直しは、スペースの使い方を整えるだけでなく、暮らしの質を見直すきっかけにもなります。
残す基準は“使用頻度”をベースに
「手放すかどうか」で迷ったときは、直近3か月以内に使ったかどうかを判断基準にしてみましょう。 一軍(よく使う)/二軍(たまに使う)/三軍(使っていない)で分類すると、整理がしやすくなります。
分類 | 使用頻度 | 判断の目安 | 保管の工夫 |
---|---|---|---|
一軍 | よく使う | 週1回以上使う | 手前に・取り出しやすく |
二軍 | たまに使う | 月1回程度使う | まとめて奥に・分類収納 |
三軍 | ほぼ使わない | 3か月以上未使用 | 手放しを検討・処分対象 |
「いつか使うかも」で残していたモノが、意外と収納を圧迫していることも多いもの。 本当に必要なモノだけを残すことで、探しやすく取り出しやすい収納に近づきます。
「いつか使うかも」は、たいてい使わない。 「なくなったら買い直せばいい」と思えるモノは、一度手放してOK。
収納は“使いやすさ”を最優先に再構成
見直し後の収納は、「どこに何があるか」がすぐ分かるようにするのが理想です。 よく使うモノは手前に、ストックは奥にまとめて、グルーピングにはカゴや仕切りを活用。
全部出して、見直して、残すモノが決まったら、いよいよ収納を組み直し。 ここで意識したのは、「使いやすさ重視」の配置。
- よく使うモノは手前に
- ストックは奥にまとめて
- グループごとにカゴで仕切る
こうすることで、「何がどこにあるか」が一目でわかるようになり、調理中の動作もスムーズに。 家事の時短にもつながって、ちょっとした達成感がありました。
ジャンルごとに定位置を決めておけば、家族と共有する場合でも使いやすくなります。 調理中の動線もスムーズになり、時短にもつながります。
全部出しで得られるスッキリ効果
“全部出して見直す”という一手間が、キッチン下収納のモヤモヤを一気に解消してくれます。 モノの所在が明確になることで、探すストレスが減り、同じモノを重複して買ってしまうミスも防げるように。
結果的に節約にもつながり、整った収納スペースは気持ちにも良い影響を与えてくれます。 日々の家事がほんの少しラクになるだけでも、暮らしの快適さは大きく変わります。
おわりに:見直しのタイミングを逃さずに
キッチン下収納がごちゃついてきたと感じたときが、見直しのチャンス。 全部出して見直すことで、自分の暮らしに合ったモノの量や配置が自然と見えてきます。
「使いやすい」を基準に、定期的に見直す習慣をつけていくと、無駄が減り、家事の効率もアップ。 気になったタイミングで、一度リセットしてみるのがおすすめです。