梅雨になると、毎日の洗濯がちょっとしたストレスに変わってしまうこと、ありませんか? 外に干せない日が続いて、洗濯物が部屋のあちこちにぶらさがっていると、気分までどんよりしてしまいます。
乾きにくい、ニオイが気になる、部屋がジメジメする……そんな悩みは、ちょっとした工夫でずいぶん軽くなるんです。 今回は、部屋干しでも快適に乾かせる7つのコツと、あると便利なアイテムをご紹介します。
洗濯するタイミングの工夫も大切
部屋干しでスムーズに乾かすためには、洗濯そのもののタイミングも見直してみるといいかもしれません。
たとえば、夜に洗って干すと、気温や湿度の関係でどうしても乾きにくく、ニオイも残りがちです。 一方で、朝に洗って干すと、日中の気温上昇や空気の動きによって、ぐっと乾きやすくなります。
「朝は時間がないよ〜」という方は、洗濯機のタイマー予約機能を使って、朝起きたときに洗濯が終わっているようにしておくのもひとつの方法。
また、天気予報をこまめにチェックして、晴れ間の見込みがある日や湿度が低い日を狙ってまとめ洗いをするのも、効率よく乾かすコツです。
部屋干しでも“乾きやすい時間帯”を意識することで、ぐんと洗濯のストレスが減ってきますよ。
洗濯物が乾きやすくなる7つのコツ
1.干す時間帯を見直す
部屋干しでも、干すタイミングはとても大切。できれば朝のうちに干して、日中の温度や湿度の変化を味方につけましょう。
夜に干すと、気温が下がって湿気がこもりやすく、乾きにくくなってしまいます。 早めに干すことで、乾燥のチャンスをしっかりつかめますよ。
2.風の通り道をつくる
部屋の空気が動くように意識するだけで、乾きやすさがぐっと変わります。 扇風機やサーキュレーターで風を送ると、湿った空気が溜まりにくくなり、乾燥スピードもアップ。 窓を少し開けたり、扇風機を部屋の対角線に向けて置くのも効果的です。
3.衣類の干し方にひと工夫
洗濯物の干し方を工夫すると、風通しがよくなって乾きやすくなります。 例えば、長い衣類を外側に、短いものを内側にしてアーチ状に干す「アーチ干し」や、袖やズボンの中に風が通るようにする「筒干し」など。 厚手のものと薄手のものを交互に干すのもおすすめです。
4.除湿機をうまく使う
部屋干しの強い味方、除湿機。 特に「衣類乾燥モード」付きのタイプは、洗濯物に特化した乾かし方をしてくれるので、短時間でしっかり乾きます。 扇風機と併用すると、湿気を外に追い出しながら効率的に乾かせます。
実際、友人は「除湿機とサーキュレーターを併用するようになってから、洗濯ストレスが一気に減ったよ」と話していて、やっぱり道具の力って大きいんだなぁと感じました。
うちにはまだないけれど、今年こそ取り入れてみようかな…と、梅雨が近づくたびにちょっと本気で考えています。
5.洗濯物の量を調整する
一度にたくさん干すと、どうしても空気の通り道がなくなって乾きにくくなってしまいます。 干す量を少し控えめにしたり、2回に分けることで、結果的に時短につながることも。 「干しすぎない」ことも、実は大事な工夫のひとつです。
6.洗濯機でできる脱水の工夫
乾かす前のひと工夫として、脱水をしっかり行うのもポイント。 通常の脱水のあとに、もう一度1分だけ追加脱水をしてみる、あるいはタオルで包んで水分を吸い取ってから干す、などの方法があります。 これだけでも乾きやすさがぐっと変わります。
縦型洗濯機の場合は、風乾燥を使うのもおすすめ。ただの脱水よりも乾きやすくなります。
7.部屋干し臭を防ぐ洗剤・スプレーの活用
生乾きのニオイ対策には、部屋干し専用の洗剤や除菌スプレーが活躍してくれます。 最近では、洗濯中に菌の繁殖を抑える成分が配合された洗剤や、干す前にシュッとひと吹きするだけで抗菌・消臭できるアイテムも豊富にあります。 毎日のことだからこそ、取り入れやすいアイテムを上手に使いたいですね。
梅雨どきに活躍する便利アイテム
工夫だけでなく、道具の力を借りるのも大切。 ここでは、部屋干しのストレスをぐっと減らしてくれる便利アイテムをご紹介します。
- 静音扇風機・サーキュレーター:音が気になりにくく、風量を調整できるタイプが◎
- コンパクト除湿機:場所を取らず、狭い部屋でも使いやすい
- 伸縮式物干しラック:使わないときはコンパクトに収納できて便利
- 速乾ハンガーやピンチハンガー:衣類の間にすき間を作りやすく、乾きやすい
これらは家電量販店やネットショップ、100円ショップでも手に入るものが多いので、気軽に取り入れられます。
まとめ|ちょっとの工夫で、部屋干しの憂うつが減る
梅雨の時期はどうしても、洗濯が思うようにいかずモヤモヤしがち。 でも、少しの工夫とアイテムの力を借りれば、気持ちもぐっとラクになります。
全部を完璧にやらなくても大丈夫。 「これならできそう」というものから、日々の洗濯に取り入れてみてくださいね。
気持ちまで湿らないように、ちょっとずつ、やさしく整えていきましょう。