湿気がこもるキッチン、梅雨は特に要注意!
じめじめとした梅雨の季節は、キッチンにも湿気がたまりやすくなります。特に料理中は湯気や水分が多くなるため、いつのまにか食品や調味料が湿気を吸っていた…なんてこともあるのではないでしょうか。
湿度が高い状態が続くと、カビの発生や食品の劣化が早まりやすくなります。見た目は変わらなくても、風味が落ちたり、粉類が固まったり、乾物がしけったりと、保存状態に大きく影響します。
まずは湿気がこもりやすい場所をチェックして、必要に応じた対策をしていきましょう。
見えない“湿気ゾーン”に注意
キッチンの中でも特に湿気がこもりやすいのは、以下のような場所です。
- シンク下の収納スペース
- 冷蔵庫の横や裏にある棚
- 引き出しや密閉性の高い収納庫
- 食品ストック用の棚(特に通気性が悪い場所)
風通しが悪くなる場所ほど、湿度が上がりやすくなるので、定期的な換気や収納場所の見直しが大切です。
梅雨に注意したい“湿気に弱い食品・調味料”とは?
湿気が多い時期は、いつもより早く劣化しやすい食品があります。以下のような食品や調味料は、特に注意が必要です。
種類 | 劣化リスク | よくあるトラブル |
---|---|---|
小麦粉・片栗粉などの粉類 | 湿気で固まりやすい | ダマになる、カビ発生のリスク |
乾物(海苔・干ししいたけなど) | しけりやすい | パリッと感がなくなる |
砂糖・塩・スパイス類 | 湿気で固まることがある | サラサラ感が失われる |
見た目は変わらなくても、調理時の使い勝手が悪くなったり、味に影響が出ることも。気づかないうちに品質が落ちていることもあるので、保存方法にひと工夫加えていきたいですね。
食品を守る!湿気対策の基本と保存アイデア
乾燥剤を入れるだけで全然ちがう
粉類や乾物には、市販の乾燥剤を入れておくだけでも湿気をぐっと防げます。食品用のシリカゲルや、使い終わったお菓子の乾燥剤を再利用するのもひとつの手です。
繰り返し使えるタイプもあるので、エコな観点からもおすすめですよ。
保存容器は“密閉性”と“取り出しやすさ”のバランスがカギ
密閉できる保存容器を選ぶことで、湿気や空気との接触を防ぐことができます。ただし、使いづらいとつい出しっぱなしになってしまうので、「開けやすく戻しやすい」容器を選ぶのがポイント。
例えば:
- 密閉タイプのスクリュー蓋つき容器(例:OXO ポップコンテナ)
- ワンタッチで開くパッキン付きボックス(例:KEYUCA ストッカー)
- 小分けにできるジッパーバッグ+立てて収納するケース(例:ジップロック スタンドパック)
手間なく使える工夫をすると、保存状態もキープしやすくなります。
ジッパーバッグやガラス瓶の活用例
- 乾物類: ジッパーバッグで小分けして立てて保存
- スパイス類: ガラス瓶に入れて日陰で保存(例:IKEA ライミングシリーズ)
- 粉類: 移し替えて密閉容器+乾燥剤を投入
見た目もスッキリするうえに、湿気対策もばっちり。統一感のある収納にすれば、気分も上がります。
収納場所の工夫で湿気を遠ざけよう
シンク下に置かない方がいいモノとは?
シンク下はどうしても湿気がこもりやすい場所。できれば、粉類や乾物、スパイス類などの湿気に弱い食品は別の場所に保管するのが安心です。
どうしても収納する場合は、下にすのこや吸湿シートを敷いて、風通しをよくする工夫をしておきましょう。
シンク下の収納については、洗面所・キッチンの湿気対策|カビを防ぐ収納と換気のコツでも紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
カゴ・ボックスで“浮かせる収納”も効果的
棚にそのまま置くよりも、底が抜けたカゴやボックスに入れて「浮かせる収納」にすると、通気性がアップします。空気の通り道をつくることで、湿気がこもりにくくなります。
100均でできる“湿気逃し収納”アイデア
- 穴あきのプラスチックケース
- 竹製やワイヤー素材の収納カゴ
- 繰り返し使える乾燥剤(シリカゲル)
- ステンレスラックやミニ棚で「空間にすき間」をつくる
工夫しだいで、プチプラでもしっかり湿気対策ができますよ。
まとめ|ちょっとの工夫で、キッチンの湿気は防げる
湿気は目に見えにくいけれど、食品や調味料には確実に影響を与えます。特に梅雨時は、知らないうちにしけったりカビが発生してしまうことも。
保存容器を見直したり、収納場所を変えるだけでも効果は大きいので、できることから始めてみてください。
小さな工夫の積み重ねで、キッチンの使い心地もぐんと快適になりますよ。