はじめに
洗面所やバスルームは、毎日の身支度やリラックスタイムに欠かせない場所。 にもかかわらず、いつの間にかモノが溜まり、ごちゃつきやすい空間でもあります。
「引き出しがパンパンで探しものが見つからない…」 「試供品や使っていないアイテムが溢れている…」
そんなときは、“持ちすぎチェック”が効果的。 この記事では、洗面所やバスルームにありがちな“持ちすぎ”を見直し、 スッキリ整う空間をつくるヒントをご紹介します。
洗面所・バスルームの「あるある持ちすぎ」チェックリスト
まずは、こんな状態になっていないかチェックしてみましょう👇
☑ 使っていないスキンケア・ヘアケア用品が何本もある
☑ 試供品を「いつか使う」と思ってずっと取ってある
☑ 古いタオルや使いにくいタオルが収納スペースを圧迫している
☑ 「掃除に使おう」と思ったグッズが手つかずで残っている
☑ 替えの歯ブラシ・カミソリなどのストック量を把握していない
☑ 空のボトルや使いかけのシャンプーがなぜか捨てられず残っている
☑ いつの間にか同じ用途のアイテムが何種類もある(洗顔料・整髪料など)
☑ 洗面台の上に常にモノが出しっぱなしになっている
ひとつでも「あるある…」と感じたら、“見直しのタイミング”かもしれません。
見直しやすいアイテムから始めよう
すべてを一気に片付けようとすると、気が重くなりがちです。 最初は「これはいらないかも」と判断しやすいモノから手をつけてみましょう。
🔽 見直しやすいアイテム一覧
アイテム | 状態の例 | 見直しポイント |
---|---|---|
試供品類 | いつか使おうと保管したまま | 古い・使う予定がなければ手放す |
古タオル | ゴワゴワ・吸水性が悪い | 雑巾やウエスに再利用も◎ |
使いかけのボトル・スキンケア | 中身が不明、香りが合わない | 使用感が合わないなら処分候補 |
美容グッズ | 美容ローラー、電動ブラシなど | 使っていないなら「今の自分に必要か」で判断 |
予備ストック | 歯ブラシ、カミソリなどの過剰な在庫 | 適量を決めて見える場所で管理 |
ヘアアクセサリー | ヘアピン、ゴム、使っていないクリップ | 散らばっているものは整理・厳選 |
使わないメイク用品 | 色が合わない・古い口紅など | 肌トラブル防止のためにも見直し |
まずはひとつでも「これは手放せる」と思えるアイテムを見つけると、次に進みやすくなります。
「手放せないモノ」の整理のコツ
高かったから、もったいないから、捨てづらい…そんな気持ちは誰にでもあります。 それだけ「モノに対して丁寧に向き合っている」という証でもあります。
ですが、「とってある」ことで毎日どこかでストレスを感じているなら、 それはもう“役目を終えたモノ”かもしれません。 モノの気配や存在感が生活空間を圧迫し、無意識のうちに心の重荷になっていることもあります。
そんなときは、無理に捨てようとせずに、ゆるやかに“手放す準備”を始めてみましょう。 以下のような方法を試してみると、気持ちの整理がつきやすくなります。
- 🎁 使える状態なら、家族や友人に譲る・リユースショップに持ち込む
- 🔁 使い切る・別の用途に活用する(古い化粧水→手足の保湿に)
- 🧺 保留ボックスに入れて“期限”をつける(1ヶ月使わなければ処分)
- 化粧品は開封後3か月以上たっていないか(開封後は3~6か月が使用期限)
“捨てる”という言葉に抵抗があるときは、 「ありがとう」と感謝を伝えて手放すことで、気持ちがラクになります。 手放すことは、モノを大切に扱ってきた証でもあるのです。
試供品ならお友達に使ってもらうのもいいですね。化粧品などならこんなのあるけど使うなら持ってくるよ?と確認してからにしましょう。
スッキリを保つ“適量”と収納の工夫
モノが減ると、収納の仕組みも驚くほどシンプルになります。 必要なものだけが手元にある状態だと、どこに何があるかすぐに分かり、探しもののストレスも減ります。
また、出し入れがしやすくなることで、日々の使い勝手が格段にアップ。 掃除のときもモノをいちいち動かす必要がなくなるため、清潔な状態を保ちやすくなるのも嬉しいポイントです。
💡 適量の目安(例)
- フェイスタオル:家族人数×2〜3枚が目安。洗い替え含めても10枚以内に収めると◎
- バスタオル:1人あたり2枚を目安に。乾きやすい薄手タイプに切り替えるのもおすすめ
- シャンプー・ボディソープ類:今使っているもの+予備1本程度で十分。種類が多いと使い切れずに古くなりがち
- 歯ブラシ・替え刃などのストック:1人あたり1〜2本で管理。見える場所にまとめておくと過剰な買い足しを防げる
- 掃除用品(スポンジ・洗剤など):使い切ってから次を使う“ひとつ使いきり方式”がスッキリ維持に効果的
🧺 スッキリを保つ収納アイデア
- ワンアクションで取り出せるボックス収納(フタなし・ラベル付きが便利)で、出し入れの手間を最小限に
- 浮かせる収納(歯ブラシホルダー・吊るしボトルなど)を活用すると、掃除がしやすく水垢も溜まりにくい
- 毎日使うモノとストック品をエリアで分けておくと、在庫管理がラクに
- 頻度の低いアイテムは、引き出しや高い位置にまとめて配置するとメリハリがつく
無理にモノを詰め込むと、結局は取り出しづらく、戻すのも面倒になります。 「使いやすい」「戻しやすい」収納は、ラクに整った状態をキープするための基本。 快適でスッキリした空間を維持するために、収納とモノの量のバランスを意識してみましょう。
まとめ:モノが減ると、掃除も片付けもラクになる
洗面所やバスルームは、毎日使うからこそ「持ちすぎ」の影響を受けやすい場所です。
スキンケア用品、タオル、掃除道具… いつの間にか増えていたモノを見直すことで、スペースも気持ちもスッキリ。
一気に完璧を目指さなくてOK。 まずは、今日ひとつ手放すところから始めてみませんか?