母の日に「プレゼントなし」はアリ?
母の日といえば、お花やお菓子、ちょっとしたギフトを贈るイメージが定着していますよね。でも最近は「モノは贈らない」という選択をする人も増えてきました。
たとえば、
- 母自身が「物はいらないよ」と言ってくれている
- 遠方に住んでいて物理的にプレゼントが難しい
- 家計の事情で高価な贈り物が負担になる
…など、さまざまな理由があります。
でも、「モノを贈らない=何もしない」ではありません。プレゼントがなくても、感謝の気持ちは十分に伝えられますし、むしろ“心がこもった工夫”の方が喜ばれることもあるんです。
今回は、「母の日にプレゼントはなし。でも感謝は伝えたい」という人向けに、モノを贈らなくても心が届く“7つのアイデア”をご紹介します。
気持ちが伝わる“心づかい”アイデア7選
① 手紙やメッセージカードを書く
定番ではありますが、やっぱりうれしいのが手書きの手紙やメッセージカード。「ありがとう」のひと言だけでも、自分の文字で書かれた言葉は特別です。
「いつも助けてもらってるな」「子どもの頃の思い出が今も支えになってる」など、具体的なエピソードがあると、ぐっと気持ちが伝わります。
もし手紙を書くのが苦手なら、短いメモでもOK。何気ない一言に、母は思わず笑顔になるはず。ちょっとした便箋や封筒を選ぶのも、贈り物のような気持ちになりますよ。
② 感謝の気持ちを口に出して伝える
意外とできていないのが「直接伝える」こと。 面と向かって言うのはちょっと照れくさいですが、「母の日だし、言ってみようかな」と口に出して伝えると、その一言が何より心に残ります。
たとえば「いつもありがとうね、助かってるよ」だけでも充分。気持ちを言葉にするって、大切なことですよね。
タイミングがつかめないときは、何か一緒にしているときにさりげなく伝えるのもおすすめ。洗い物のあとやお茶を入れているときなど、ふとした時間がチャンスです。
③ LINEやメールで気軽にメッセージを
実家が遠かったり、電話が苦手だったりする場合は、LINEやメールでもOK。 スタンプを添えて「母の日ありがとう!」と気軽に送るだけでも、きっと嬉しいはず。
写真や最近の出来事を交えて送ると、近況報告にもなって一石二鳥です。 たとえば「この前○○に行ってきたよ。母の日だから、改めてありがとうって思ったんだ」など、ちょっとした文章でも気持ちは十分伝わります。
④ 一緒に撮った写真をプリントして渡す
スマホにたまっている家族写真。中でも母と一緒に写っているお気に入りを選んで、プリントして渡してみては?
100均などで買えるミニアルバムに入れるだけでも、ちょっとした“思い出のギフト”になります。 「この時、楽しかったね」と会話のきっかけにもなりますよ。
また、写真と一緒に一言メッセージを添えると、より気持ちが伝わります。最近はコンビニでも簡単に写真プリントができるので、直前でも準備しやすいのがうれしいポイントです。
⑤ 家事の手伝いや料理をする
「今日はゆっくりしててね!」と声をかけて、家事を代わってみるのも立派なプレゼント。
一緒にごはんを作る、掃除をしてあげるなど、日頃の「ありがとう」を行動で表すことで、感謝の気持ちが自然に伝わります。
母がよくしてくれていたことを“逆にしてあげる”ことでも、心が通じ合う瞬間が生まれます。得意料理をふるまうのも◎。「今日は○○作ったよ」と言えば、それだけで特別感のある一日に。
⑥ いっしょに過ごす時間をプレゼント
特別なことをしなくても、母とゆっくり話す時間をとるだけでうれしいもの。
お茶を飲みながら他愛ない話をしたり、一緒に散歩に出かけたり。そんな「何気ない時間」が、母にとっては何よりのごほうびになることもあります。
また、テレビを一緒に見たり、昔のアルバムを開いて懐かしい話をしたり。時間を共有するだけで、「思い出を一緒に育てる」ような体験になりますよ。
⑦ 好きなお菓子やお茶でほっと一息タイムを演出
高価なスイーツでなくても、母が好きな和菓子やお茶を選んで、ちょっとした“ほっと一息タイム”を演出するのもおすすめ。
「これ好きだったよね」と声をかけながら渡すと、それだけで気づかいが伝わります。
お皿やカップを用意して一緒にティータイムを楽しむのも素敵です。数百円のプチギフトでも、「お母さんのことを思って選んだよ」という気持ちがあれば、それは立派な贈り物になります。
感謝の伝え方に「正解」はない
「母の日=プレゼント」と考えると、何を贈るか悩んでしまいがち。でも、感謝の伝え方に正解はありません。
大切なのは、気持ちを届けようとする“その心”です。
言葉でも、行動でも、思い出でも。 今年はぜひ、自分らしいやり方で「ありがとう」を伝えてみてくださいね。