コンロまわり、なんでこんなに汚れるの?
料理をするたびに、気づけばベタベタしているコンロまわり。毎日拭いてるつもりでも、すぐにうっすら汚れが溜まってしまいますよね。
実は、コンロの汚れの正体は「油」だけではありません。炒め物をしたときの油はね、鍋から立ち上る蒸気、粉物の飛び散り、さらに空気中のホコリなどが組み合わさって、思った以上に厄介な汚れになっているんです。
それを放っておくと、油が酸化してベタベタになり、ホコリと結合して黒っぽく固着。こうなると簡単には落とせなくなってしまいます。
だからこそ、汚れがたまる前の“ちょこっと掃除”がとっても大切なんです。
毎日の“リセット掃除”で、汚れをためない!
使うのはナチュラル素材だけでOK
日々のコンロ掃除には、強い洗剤は必要ありません。手軽に使えるのが、ナチュラルクリーニングのアイテムたち。
- アルカリ電解水
- 重曹水(ぬるま湯100ml+重曹小さじ1)
- セスキ炭酸ソーダ水(ぬるま湯500ml+セスキ小さじ1)
これらをスプレーボトルに入れておけば、気づいたときにサッと使えて便利です。
使い捨てのキッチンペーパーや、いらなくなったタオルで拭き取るだけでも十分きれいになります。
なお、重曹水やセスキ水は防腐剤が入っていないため、1〜2週間を目安に使い切るのがおすすめです。長期間置いておくと、雑菌が繁殖する可能性もあるので、こまめに作り直しましょう。
タイミングは「調理直後」がベスト
油汚れは、冷えると一気に固まり落ちにくくなります。だから、コンロの掃除は「料理を終えた直後」が最も効率的。
火を止めたあと、鍋やフライパンを片付ける流れで、ついでにスプレーをひと吹き→サッと拭き取る。このルーティンが身につくと、汚れが溜まらなくなっていきます。
「時間をおかずに掃除する」がいちばんラクな方法かもしれません。
「ついで掃除」スポットも意識して
コンロだけでなく、周囲にも油はねは飛んでいます。
- 換気扇の下の壁
- 調味料ボトルの底
- コンロのふちやつなぎ目
こうした場所も、コンロ掃除のついでに拭いておくと、全体がきれいに保てます。
わざわざ掃除の時間を取らなくても、5分以内でリセットできるのがこの方法のいいところです。
週1回の“ちょい本気”掃除で、ガンコ汚れもリセット!
毎日のリセット掃除だけでは取りきれない汚れには、週1ペースの「ちょっと本気掃除」を取り入れてみましょう。
ナチュラル掃除でOKなパーツ
パーツ別に、おすすめの掃除法をまとめました:
パーツ | 掃除方法 |
---|---|
五徳 | 重曹+お湯で30分ほど浸け置き。柔らかいブラシでこする |
グリルトレー | クエン酸水をスプレーしてしばらく置き、スポンジで洗う |
排気口カバー | セスキ水で拭き掃除+汚れが強い部分は古歯ブラシを使う |
コンロ奥・隙間 | 割りばし+布でほこり&油を絡め取る |
すべてナチュラルクリーニングで対応できる内容なので、安心して取り組めますよ。
落ちにくいときは、専用クリーナーも選択肢
「何年も放置していた汚れ」や「焦げ付き」などは、ナチュラルでは限界があります。
そんなときは、無理にこすらず専用クリーナーを使ってOK。たとえば、以下のような“中間派”の製品がおすすめです:
- 無香料タイプ
- 界面活性剤が少なめ
- キッチン専用クリーナー(泡で出るタイプなど)
全体に使わず、「気になるところだけ」「短時間だけ」取り入れると気持ち的にもラクになりますよ。
掃除しやすい仕組みづくりでラクになる
汚れたら掃除、も大事だけれど、「そもそも汚れにくい環境」を作るのもポイント。
- 五徳カバーを使う(100均でもOK)
- ガラス天板に変えて掃除しやすく
- 調味料は引き出しに収納、出しっぱなしを減らす
また、コンロまわりに物を置かないだけでも、掃除の手間は大きく減ります。
「あとで拭けばいいや」ではなく、「汚れがつきにくい状態にしておく」。この意識で、掃除のストレスがかなり変わってきますよ。
湿気やカビの悩みが増える梅雨時期は、掃除とあわせて収納環境も見直したいですね。
キッチンの湿気対策についてはこちらで詳しく紹介しています。
▶梅雨のキッチン湿気対策|食品・調味料の正しい保存と収納術
まとめ|毎日のちょこっと+週1でOK!掃除のハードルを下げよう
「毎日掃除するなんてムリ!」と思っていた人も、“ちょこっとリセット”から始めれば案外続くかもしれません。
毎日の習慣でベタベタがたまらなくなると、週1のがっつり掃除もかなりラクに。完璧を目指すのではなく、「気づいたときに戻せる状態」を保てるようになると、気持ちにも余裕が出てきます。
掃除って、やらなきゃ…と思うと面倒だけれど、「あ、きれいになった」が小さな満足にもつながるんですよね。
今日のリセット、ちょっとだけやってみませんか?
季節の変わり目は“洗って片付け”のリセットタイミングにもぴったり。
衣類のチェックリストはこちらの記事で紹介しています。
▶冬物、どこまで洗う?片付け前に見直したい衣類のチェックリスト